即日融資のカードはいざという時のために作っておくべき

冷蔵庫を開けてキャベツが無いと、私は不安に襲われる。何も食べるものが無い、とさえ感じてしまう程だ。大学生時代、私は生活に困窮していて、来る日も来る日もバイトをしていた。生活費を稼ぐため、勉強をないがしろにしていた。本末転倒の日々だった。そして勿論、そんな貧乏学生が満足のいくような食生活を送れているはずがなかった。
ちょうど野菜の価格高騰が激しかったときで、かといって肉や魚を買う金もない。満腹になりたい私が何をメインに食べたかというと、それはキャベツと小麦粉だった。 小麦粉の大きいサイズの袋と、キャベツ一玉。それに醤油。キャベツはみっしり葉の巻いた、出来る限り大振りの物を探した。醤油と小麦粉は、安いものを探し歩いた。 キャベツを細く千切りにする。それを軽く炒め、ドテを作る。そこに水で溶き、醤油を垂らした小麦粉を流し込む。小麦粉が沸々としてきたらヘラでかき混 ぜ、同じ工程を二・三回繰り返す。いわば、もんじゃ焼き「もどき」だった。少し余裕が有るときには、安いプロセスチーズを足した。 見た目には酷くわびしく、キャベツばかりで、兎か毛虫にでもなった様な気分になったが、少なくとも腹は膨れた。私は日々、こればかり食べていた。 今の私は、そんな食生活をする必要はない。余裕が有る訳ではないが、「もどき」生活をする程困ってもいない。こちらでカードも作ったから万が一の時はお金が借りられるし。しかし、私は未だに「もどき」を作る。しみじみと味わって食べる。それは何も、節約の為ではない。何故だか時折、そのわびしい味わいを 食べたくなるのである。醤油の味ばかり、うまみも少ないが、私にとっては忘れられない思い出の味なのである。